「なんか音がガサガサする…」録音ノイズの原因と対策|配信者・歌い手の宅録あるある

MIX依頼ガイド

「録音した自分の声を聞いたら、なんかガサガサしていた…」 「サーッという音が常に聞こえる…」 「ザザッ、ゴソッみたいな音が混ざっている…」

歌ってみた、配信、ASMR、朗読、声劇—— ボーカル録音をしている方なら、こんなお悩みは本当によくあります。

MIX師として500件以上の歌ってみたを担当してきましたが、宅録ノイズの原因はだいたい同じパターンに収まることが多いんです。

しかも、特別な機材を買わなくても、ちょっと意識を変えるだけで消えるノイズがほとんど。

この記事では、ボーカル録音をする全員——歌い手さん、配信者さん、ASMRをされる方、朗読・声劇をされる方——みなさんに役立つ「宅録ノイズの原因と対策」を3つの観点からまとめました。

ちょっとした気づきが、次の録音をぐっと良くしてくれますよ☺️


録音ノイズの主な3つの原因

宅録で混入するノイズは、大きく分けると3つの原因に整理できます。

原因主な内容難易度
① 環境ノイズ部屋・家電・建物の音◎ すぐ対策できる
② 身体・服装からのノイズ服・髪・口の音◎ すぐ対策できる
③ マイクの使い方距離・角度・録音レベル○ 慣れが必要

どれも「気づけば直せる」ものばかり。 順番に見ていきましょう。


① 環境ノイズ:部屋と設備からの音

一番多いのが、部屋や設備が出している音をマイクが拾ってしまうケースです。

人の耳は「いつも聞こえている音」を脳が無視するようになっていますが、マイクは正直に全部拾ってしまうんです。

録音前に止めるもの

意外と気づかないけれど、しっかりノイズになっているのがこれら。

  • 🌬️ エアコンの送風音
  • 💻 PCの冷却ファンの音
  • 🌀 空気清浄機・除湿機の動作音
  • ❄️ 冷蔵庫のコンプレッサー音

✅ 対策

録音する数分前に、可能な範囲で動作音のあるものを止めるのがおすすめです。 体調や季節の事情で止められないときは、できる範囲で大丈夫。 PCはマイクから離す、扇風機は首振りを止める、など小さな工夫でも変わります。

録音環境を整える具体的な方法は、自宅録音でMIX師が感動する音源の作り方で詳しく解説しています。

振動・物音を防ぐ工夫

見落としがちですが、机や床から伝わる振動もマイクスタンド経由でしっかり入ります。

  • 🪑 録音中の脚の組み替え
  • 🔊 椅子のキシキシ音
  • 🖱️ 机を指でトントン叩く
  • 👣 床のドンッという足音

✅ 対策

録音中はできるだけ動かないを意識するだけで大きく改善します。 マイクスタンドの足にタオルや布を敷いたり、可能ならショックマウント(振動を吸収するマイクホルダー)を使うのもおすすめです。

歌の場合、感情を込めて動きたくなる気持ちはよく分かります…ので、その場合はマイクと距離をとって、振動が伝わりにくい配置にしてみてくださいね。

反響を減らす配置

「お風呂場で歌っているみたい」「なんだか反響して聞こえる」という音源、けっこう多いんです。

原因は部屋の反射音。 壁・床・天井がツルッとしている部屋ほど、声が跳ね返ってマイクに入ってしまいます。

✅ 対策

  • 🪟 録音位置を部屋の中心ではなく壁・カーテンの近くにして、マイクの背面を壁側に配置する
  • 🛏️ 録音中は布団・毛布・服などをマイクの周りに配置(吸音材代わり)
  • 👗 クローゼットの中で録音するのも効果あり
  • 🎤 防音マイクシールドがあるとさらに楽

専用機材を買わなくても、布や服を周りに置くだけで結構変わります。

録音場所そのものの選び方は、「歌ってみた録音の場所選びで失敗したくない…」MIX師が本音でお答えしますもあわせて参考にしてください。


② 身体・服装からのノイズ

次に多いのが、自分自身が出しているノイズです。 意識していないと気づきにくいのですが、これが一番すぐ直せる項目でもあります。

服・髪・アクセサリー

録音中に少し動いただけで、しっかり「ガサッ」と入ってしまうのがこれら。

  • 👕 シャカシャカ素材の服(ナイロン、ダウンジャケット系)
  • 💇 動くたびに擦れるロングヘア
  • 💎 ピアスやネックレス、ブレスレットの金属音
  • ⌚ 腕時計の針音

✅ 対策

録音時はTシャツや綿素材など擦れにくい服がおすすめ。 髪の長い方は、後ろで束ねるだけでも効果があります。 アクセサリーは外しておくと安心です。

「録音モードの服」を1着決めておくと、毎回楽になりますよ☺️

口の音と乾燥対策

「ペチャ」「クチャ」「カッ」という音、聞いたことありませんか?

これは口の中の唾液や乾燥が原因で、録音にはかなり目立ってしまいます。

✅ 対策

  • 💧 録音前に水(できれば常温)を一口飲む
  • ☕ カフェインや乳製品の直後は避ける(口の中がベタつきやすい)
  • 👄 口を少し開けてから話し始める
  • 🧴 リップクリームを薄く塗って唇の乾燥を防ぐ

特に乾燥する季節は、加湿器をつけたり、こまめに水分補給するのが効きます。


③ マイクの使い方によるノイズ

最後は、マイクの扱い方そのものから発生するノイズです。 ここは少し慣れが必要ですが、覚えてしまえば毎回自然にできるようになります。

マイクとの距離・角度(ポップノイズ)

「ボフッ」「バフッ」という破裂音、これがポップノイズです。

特に「パ・バ・タ・ハ」行を発音したときに出やすく、マイクに近すぎると息が直接マイクに当たって爆発音のようになってしまいます。

✅ 対策

  • マイクと口の距離は**こぶし1個分(10〜15cm程度)**を目安に ※マイクの種類や声量によっても変わります
  • ポップガード(網状の風よけ)をマイクと口の間に置く
  • 真正面ではなく、少し角度をつけて録ると当たりにくい

ポップガードは数百円で買えますし、ストッキングを針金で囲むだけでも自作できます。

良い録音と悪い録音の具体的な違いは、MIX師が本音で教える|良い録音と悪い録音の違い【実例で解説】でまとめています。

録音レベルの目安

これはノイズではありませんが、音そのものが歪む原因になります。

録音時、波形が画面の上下にぶつかるくらい大きいと、音が割れて「バリバリ」した音になってしまいます。

✅ 対策

録音ソフトの波形を見て、一番大きいところでも天井に当たらないように調整します。 目安は「最大値で-12dB〜-6dBくらい」ですが、機材や声量で変わるので、まずは割れない範囲を意識すれば大丈夫です。

「念のため少し小さめ」くらいがちょうどいいですよ。

⚠️ 音割れはMIXでも修復が非常に難しい問題なので、録音段階で気をつけておくと安心です。


それでも残るノイズはMIXで処理できる

ここまで対策しても、完全にゼロにはならないのが宅録のリアルです。

でも、ある程度のノイズはMIXで除去できます

注意点として、

⚠️ ノイズが大きすぎるとMIXで消すと声まで削れてしまう ⚠️ 録音段階で減らせるノイズは減らしておくほうが、声がきれいに残る ⚠️ 「録音で7〜8割、MIXで2〜3割」くらいの感覚

つまり、録音で頑張れば頑張るほど、最終的な音がきれいになるということです。

MIXの前段階で行う「整音」という作業については、MIX師のちょっとした裏話|「整音」って知ってる?MIXの前にやっている大切な下準備で詳しく紹介しています。


録音ノイズに気づけるあなたは、すでに一歩進んでいる

ここまで読んでくださったあなたへ、最後に少し違う視点から。

「録音ノイズが気になる」という感覚そのものが、実は録音が上手くなる第一歩なんです。

1. 気づける耳がある=聴く力が育っている

ノイズに気づけるということは、自分の音を客観的に聴ける耳が育っているということ。 録音を始めたばかりの頃は、ノイズが入っていても気づかないことが多いんです。 気になるようになったのは、それだけ耳が成長している証拠です☺️

2. 完璧な録音は誰も求めていない

MIX師として500件以上見てきましたが、完璧な録音で送られてくる方は本当に少ないです。 プロだって、宅録ではある程度のノイズと付き合っています。 大事なのは「完璧」ではなく、「一つずつ気をつけられること」。

3. 一つ気をつけるだけで音が変わる

7項目全部を完璧にする必要はありません。 この記事を読んだあと、エアコンを止めるだけでも、次の録音は確実に変わります。 小さな一歩で十分です。

4. 困ったときはMIX師に相談できる

「自分で気をつけても、まだ気になる…」というときは、一人で悩まず相談してくださいね。 状況を聞きながら、一緒に解決方法を探します。


宅録ノイズ対策チェックリスト

最後に、録音前・録音中に確認できるチェックリストです。

✅ 録音前にチェック

  • エアコン・PCファン・空気清浄機を止める/離す
  • 擦れにくい服に着替える
  • 髪を束ねる、アクセサリーを外す
  • 水を一口飲んでおく
  • マイクと口の距離はこぶし1個分

✅ 録音中に意識

  • できるだけ動かない(脚組み替え・机叩きNG)
  • 波形が天井に当たらないか確認
  • マイクに息が直接当たらない角度

✅ 録音環境を整える

  • マイクの周りに布・毛布で吸音
  • 壁・カーテン側を向く
  • 必要ならポップガードを使う

最初は気をつけることが多くて大変に感じますが、1〜2週間続けると自然と身につきますよ。


まとめ

宅録ノイズの原因は、大きく分けて3つでした。

  • 環境ノイズ(家電・振動・反響)
  • 身体・服装からのノイズ(服・髪・口の音)
  • マイクの使い方によるノイズ(距離・角度・レベル)

どれも「気づけば直せる」もので、特別な機材は必要ありません。 録音段階で減らせるノイズは減らしておく——これがクリアな音源への一番の近道です。

そして、ノイズに気づけたあなたは、もうすでに一歩前に進んでいます☺️


歌ってみたのMIXや録音で気になることがあれば

「歌ってみたを投稿したいけど、この音源で大丈夫?」 「MIXに出す前にチェックしてほしい」 「録音のノイズが気になるけど、MIXで処理できる?」

歌ってみたの録音やMIXに関するご相談は、Xで気軽にDMしてくださいね☺️ 500件以上MIXしてきた経験から、一緒に原因を探します。


Ryuzan Mix Salonでは、初めての方の相談から大歓迎しています。

✅ 実績500件以上・リピート率の高いMIX品質 ✅ 初心者さん大歓迎・丁寧なやり取り ✅ 録音前の相談だけでもOK ✅ 送る前の事前チェックも対応

ご依頼・ご相談はこちら


関連記事

👉 自宅録音でMIX師が感動する音源の作り方|お金をかけずにクリアな歌声を録るコツ

👉 「歌ってみた録音の場所選びで失敗したくない…」MIX師が本音でお答えします

👉 MIX師が本音で教える|良い録音と悪い録音の違い【実例で解説】

👉 MIX師のちょっとした裏話|「整音」って知ってる?MIXの前にやっている大切な下準備

👉 スマホだけで歌ってみたの録音はできる?|MIX師が教える3つのコツ

コメント

タイトルとURLをコピーしました