「マイクって、何を選べばいいの…?」 「距離はどれくらい取ればいいの…?」 「ネットの情報、人によって全然違って迷う…」
歌い手・配信者・VTuber・ASMR・声劇のみなさん、こんな疑問を持ったこと、ありませんか?
実は、マイクの種類や距離は用途と環境で全然違うんです。
500件以上の歌ってみたMIXをしてきた経験と、業界の実態調査をもとに、用途別に整理してお伝えしますね☺️
※ マイク・声・環境で最適な組み合わせは変わるので、あくまで一般的な目安として参考にしてください。具体的な値は、お手持ちのマイクのマニュアルや公式サイトを最優先に。
結論:マイク選びと距離は「用途」と「環境」で決まる
先にお伝えすると、
- マイクの種類:コンデンサー / ダイナミック、それぞれ特性が違う
- 指向性:単一/無/双、どこの音を拾うかが違う
- 距離:マイクの種類と用途で変わる
「これが正解」というものではなく、用途・環境・好みで選ぶのが現実です。
そして大事な事実として、有名配信者・VTuberの多くはコンデンサーマイクを使用しています(後述)。
マイクの種類で何が変わる?
マイクには大きく2種類あります。
コンデンサーマイク
- 感度が高い(小さな音もしっかり拾う)
- 広い周波数帯を拾える(繊細な音色まで収録できる)
- 電源が必要(ファンタム電源 or USB)
- 周囲の音も拾いやすい
- 距離は少し離して使うことが多い
代表例:AT2020、Blue Yeti、HyperX QuadCast、RODE NT1A など
ダイナミックマイク
- 感度を抑えた構造(大きな音にも強い)
- 電源不要(XLR接続が主)
- 周囲の音を拾いにくい
- 耐久性が高い
- 距離は近めで使う設計
代表例:Shure SM58、Shure SM7B、Audio-Technica AT2040 など
業界の実態(重要)
ここは少し意外に思われるかもしれませんが、
有名配信者・VTuber・ゲーム実況者の多くは「コンデンサーマイク」を使用しています。
理由は、
- 感度が高くて声がしっかり拾える
- 距離を取って自然なセッティングができる
- 音色のバリエーションが豊富
など。
「配信=ダイナミック」のイメージがあるかもしれませんが、実際の使用率はコンデンサーの方が高いというのが業界の現状です。
もちろん、Shure SM7Bのようなダイナミックマイクも人気で、HIKAKINさんなど有名配信者で使用している方もいます。最終的には音作りの好みや環境で選ばれているのが実態です。
ただし、一般家庭では話が変わることも
業界全体の使用率としてはコンデンサーが優勢ですが、有名配信者の多くは音響対策された静かな収録環境を整えた上でコンデンサーを使っています。
一方、生活音や部屋鳴りが気になる一般的な住環境では、「ダイナミックマイクの方が現実的」という意見も多いのが現状です。
- 静かな環境+音質重視 → コンデンサーが活きる
- 生活音ある一般環境+実用性 → ダイナミックが使いやすい
プロのMIX師の間でも意見が分かれる領域なので、自分の環境を冷静に見つめて選ぶことが大事です。
※ 上記は一般的な傾向です。お手持ちのマイクの性能を引き出すことが何より大事です。
指向性の選び方
指向性とは「マイクがどの方向の音を拾うか」を表します。
| 指向性 | 拾う方向 | 用途例 |
|---|---|---|
| 単一指向性(カーディオイド) | 正面の音だけ | ささやき声・1人配信・歌・宅録 |
| 無指向性(全指向性) | 360度すべて | 環境音・空間表現・複数人収録 |
| 双指向性 | 前後の音 | 対談・2人での収録 |
どれを選ぶ?
1人で配信・録音するなら単一指向性が一般的です。
ただし、ASMR・朗読・声劇・複数人収録など、用途によって最適な指向性は変わります。
※ 指向性を切り替えられるマイク(Blue Yetiなど)もあります。
用途①:歌・宅録
歌ってみた・弾き語り・宅録のボーカル収録。
距離の目安:10〜25cm
歌い手界隈では「こぶし1個分(10〜15cm)」がよく言われていますが、業界全体では15〜20cm、サイドアドレス型なら20〜30cmと、推奨幅は広いです。
歌は声量が大きく、表現の幅も広いので、マイクの種類と声量に応じて10〜25cmの中で調整するのが現実的です。
試してみるコツ
- まずはマニュアルの推奨距離から始める
- ワンフレーズ録ってみる
- 自分の声が「気持ちよく」聞こえる距離を探す
- ポップガードを併用(破裂音対策に効果的)
※ お手持ちのマイクのマニュアル推奨を最優先に。上記は一般的な目安です。
用途②:配信・実況・VTuber
ライブ配信・ゲーム実況・VTuber配信・ポッドキャストなど。
コンデンサーマイクの場合:15〜25cm
業界の使用率が高いコンデンサーマイクの目安。
- 近すぎると低音がこもって聞き取りにくくなる
- 15〜25cmが視聴者に聞き取りやすい音になりやすい
- USBコンデンサー(Blue Yeti、HyperX QuadCast等)も同じ目安
ダイナミックマイクの場合:5〜15cm
近めの距離で使う設計のマイク。
- Shure SM7Bの公式推奨:2.5〜15cm
- 配信現場では5〜10cmで使われることが多い
- 近接効果で低音が強調される
配信時に注意したいポイント
- キーボード音・マウス音を拾わない位置に
- 背面にノイズ源を置かない(指向性マイクは背面が弱い)
- 長時間でも姿勢が崩れない距離・高さ
※ お手持ちのマイクのマニュアル推奨を最優先に。上記は一般的な目安です。
用途③:ASMR・朗読・声劇
ささやき声・タッピング音・声の演技など、繊細な表現を録る用途。
距離の目安:指向性による(10〜30cm程度)
ASMRは「距離」よりもマイクの指向性の選択が大きな要素になります。
| 指向性 | 用途例 |
|---|---|
| 単一指向性 | ささやき声・特定の音にフォーカス |
| 無指向性 | 空間の広がり・環境音を含めた収録 |
| 双指向性 | 2人での対話・前後の演出 |
バイノーラル録音は別物
「耳の形をしたマイク(3Dio Free Spaceなど)」を使うバイノーラル録音は、人間の耳の構造を模した特殊な構造で、左右別々に録音します。
距離の概念も普通のマイクと違うので、専用機材のマニュアルを参考にしてください。
朗読・声劇のポイント
- 静かな環境で録ることが最優先
- マイクの感度が高いので、距離は遠めでも収録できる
- 表現の強弱を活かすため、固定距離より調整可能なセッティングが◎
※ ASMR用マイクは機種ごとの推奨が大きく異なるので、必ずマニュアルを確認してください。
距離が変わると音はどう変わる?
参考までに、距離が音に与える影響を整理すると:
近すぎる場合
- ポップノイズが入りやすい(パ行・バ行の破裂音)
- 低音がこもる(近接効果で低域が強調される)
- 息のノイズが入りやすい
- 少し動いただけで音量が大きく変動する
遠すぎる場合
- 声が痩せて聞こえる(存在感が薄くなる)
- 部屋の反響を拾いやすい(こもった音質に)
- 環境音・ノイズが目立つ
- 後から音量を上げるとノイズも増幅される
適切な距離
- 声の輪郭がクリアに収録できる
- バランスの良い音質になる
- MIX・編集がしやすい
数値はあくまで目安・自分のマイクと用途で試して
ここで紹介した数値は、すべて一般的な目安です。
実際には:
- マイクの機種によって特性が違う
- 声の大きさ・歌い方によって最適距離が変わる
- 録音環境(部屋の広さ・吸音・ノイズ源)でも変わる
- メーカー公式の推奨距離が一番信頼できる
業界内でも「コンデンサーマイクは15〜20cm」「20〜30cm」「歌いやすい位置でいい」など、推奨距離は幅広く言われています。
迷ったときは
- ✅ お手持ちのマイクのマニュアル・公式サイトの推奨距離を確認
- ✅ 実際に何回か録音して、自分の声がいちばん気持ちよく聴こえる距離を探す
- ✅ MIXご依頼を検討中なら、現状の音源で対応可能かMIX師に確認するのもひとつの方法☺️
完璧な数値より、自分の声と用途に合った組み合わせを見つけることが大事です。
完璧じゃなくて大丈夫
「マイクも距離も完璧にしないと…」と思わなくて大丈夫です。
- ✅ 一般的な目安から始める
- ✅ 何回か試して調整する
- ✅ MIXご依頼を検討中なら、現状で対応可能か確認するのもOK
500件以上MIXしてきた経験から言うと、マイクや距離が完璧でも、録音環境(反響・ノイズ)や声の安定の方が結果に影響することが多いです。
機材選びや距離調整より、録音環境を整えることと、自分の声を気持ちよく出せる状態を優先するのがおすすめです。
まとめ
マイク選びと距離について、整理すると:
- マイクの種類:コンデンサー / ダイナミック、特性が違う
- 業界の実態:有名配信者・VTuberの多くはコンデンサーを使用
- 指向性:単一/無/双、用途で選ぶ
- 距離の目安:
- 歌・宅録(コンデンサー):10〜25cm
- 配信(コンデンサー):15〜25cm
- 配信(ダイナミック):5〜15cm
- ASMR・朗読・声劇:指向性で変わる(10〜30cm or 別構造)
ただし、これは一般的な目安にすぎません。
- マイクの機種・声量・環境で最適な組み合わせは変わる
- 公式マニュアル推奨を最優先
- 何回か録って、自分に合う組み合わせを探す
完璧じゃなくて大丈夫☺️
MIXご依頼を検討中の方は、お気軽にDMかフォームからお問い合わせくださいね。
MIX依頼を検討中の方へ
「MIXお願いしてみたい」 「自分の音源、依頼して大丈夫かな…」 「依頼前にちょっと相談したい」
そんなご依頼検討中の方は、お気軽にDMやフォームからお問い合わせくださいね☺️ 500件以上MIXしてきた経験から、ご依頼内容のすり合わせをお手伝いします。
※ マイク選び・録音方法そのもののご相談は、ブログ記事を参考にしていただけると嬉しいです。
Ryuzan Mix Salonでは、初心者さんから配信者さんまで丁寧に対応しています。
- 実績500件以上・リピート率の高いMIX品質
- 初めてのMIX依頼でも安心
- 配信・ASMR音源のMIXもご相談ください
- 依頼内容に応じたカスタム見積もり
関連記事
👉 「自宅録音って響きが気になる…」防音室がなくてもクリアな歌声を録るコツ 👉 「なんか音がガサガサする…」録音ノイズの原因と対策 👉 これから録音したいけど…「これで合ってるのかな…?」宅録の事前チェック 👉 スマホだけで歌ってみたの録音はできる? 👉 MIX師のちょっとした裏話|「整音」って知ってる?

コメント