スマホだけで歌ってみたの録音はできる?|MIX師が教える3つのコツ

MIX依頼ガイド

「歌ってみたをやりたいけど、マイクもPCも持ってない…」 「スマホ録音って、MIX師さんに迷惑じゃないの?」

結論から言うと、スマホ録音で大丈夫です

MIX師として500件以上の音源を受け取ってきましたが、スマホ録音の音源は珍しくありません。最近のスマートフォンは録音品質がかなり高く、ポイントを押さえるだけで十分MIXできる音源になります。

この記事では、スマホで歌ってみたを録音するときの具体的な手順とコツを解説します。


目次

  1. スマホ録音で大丈夫な理由
  2. 録音に必要なもの
  3. 録音の手順
  4. MIX師が教える3つのコツ
  5. やってはいけないNG例
  6. スマホ録音の限界と次のステップ
  7. まとめ

スマホ録音で大丈夫な理由

「スマホ録音は音が悪い」というイメージを持っている方も多いですが、MIX師の立場から言うと3つのポイントさえ押さえていれば、スマホ録音でも問題ありません

  • 最近のスマートフォンのマイクは品質が高い
  • MIXの工程でノイズ除去・音質補正ができる
  • マイクの品質より録音環境のほうが仕上がりへの影響が大きい

つまり、高いマイクを買わなくても「静かな部屋で、正しい方法で録る」だけでいい音源が録れます。


録音に必要なもの

  • スマートフォン(iPhone・Android どちらでもOK)
  • 有線イヤホン(Bluetoothは遅延があるため非推奨。最新のLE Audio対応モデルでも20〜50msの遅延があり、歌のタイミングがずれる原因になります)
  • カラオケ音源(WAV形式でダウンロード済み)
  • 録音アプリ

おすすめ録音アプリ

  • iPhone:GarageBand(無料・最初から入っている。WAV形式で書き出せるのでおすすめ)
  • Android:BandLab(無料)、Easy Voice Recorder

※iPhoneの「ボイスメモ」でも録音はできますが、保存形式がm4a(圧縮形式)になります。MIX師に送る際はWAV形式が理想のため、GarageBandの使用をおすすめします。


録音の手順

1. カラオケ音源をスマホに入れる

ダウンロードしたカラオケ音源をスマホの音楽アプリや録音アプリで再生できるようにします。

2. 有線イヤホンを接続する

カラオケ音源はイヤホンで聴きます。スピーカーから流すと、音源が歌声に混ざって録音されてしまいます。

3. 録音アプリを起動して録音する

  • イヤホンでカラオケ音源を再生しながら、スマホのマイクに向かって歌う
  • スマホは手に持たず、テーブルや棚に置くと安定する
  • 口からスマホまでの距離は15〜20cmが目安

4. 録音が終わったら確認する

  • 歌い終わったら、一度聴き返してみる
  • 音が割れていないか、ノイズが大きくないかをチェック
  • 気になる部分があれば、録り直してOK

MIX師が教える3つのコツ

コツ1:環境が8割

録音の品質はマイクよりも環境で決まります

  • エアコン、換気扇、テレビはすべて消す
  • できれば窓も閉める
  • 衣類が多い部屋(クローゼットの近く等)は反響が少なくておすすめ

部屋の反響(残響)がMIXで一番厄介な問題です。洗濯物を干した部屋で録ると、残響が減って音質が上がるという裏技もあります。

コツ2:加工しない

スマホの録音アプリには「ノイズ除去」「エコー」「ボーカルエフェクト」などの機能がついていることがありますが、すべてOFFにしてください

加工された音源は、MIX師側で正しく処理できなくなります。録音は「素のまま」が一番です。

コツ3:歌い出しのタイミングを合わせる

カラオケ音源の再生を始めてから、曲のイントロに合わせて歌い始めてください。歌い出しがカラオケ音源と大きくずれていると、MIX師がタイミングを合わせる作業が大変になります。

完璧に合わせる必要はありませんが、「1小節以上ずれている」ような状態は避けましょう。


やってはいけないNG例

NG理由
スピーカーでオケを流しながら録音オケが歌声に混ざり、分離できなくなる
Bluetoothイヤホンで録音最新規格でも20〜50msの遅延が発生し、歌とオケがずれる
録音後に自分でノイズ除去する音質が劣化し、MIXで補正が難しくなる
録音レベルを最大にする音が割れる(クリッピング)。一度割れたら修復不可
録り直しを繰り返しすぎる完璧を目指すより、MIX師に任せるのが効率的

スマホ録音の限界と次のステップ

スマホ録音でも十分な品質の歌ってみたが作れますが、もし「もっと音質を上げたい」と思ったら、次のステップとして以下を検討してみてください。

  • コンデンサーマイク(3,000〜10,000円程度)を購入する
  • オーディオインターフェースを導入する
  • PC+DAWで録音する

ただし、最初から機材を揃える必要はありません。まずはスマホで1曲作ってみて、「もっとやりたい」と思ってから揃えても遅くないです。


まとめ

  • スマホ録音で歌ってみたは作れる
  • 大事なのはマイクより録音環境
  • 3つのコツ:環境を整える・加工しない・タイミングを合わせる
  • 最初から完璧を目指さなくてOK

スマホひとつあれば、今日から始められます😊

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